本文へスキップ

ヘレンケラーを育てたサリバン先生の個別指導法の精神の継承。

電話でのお問い合わせはTEL.04-710-2223

〒277-0064 千葉県柏市東山2丁目1-47

指導要綱teaching guidelines

| 呼吸 | 発声とは | 不思議 | 音と声 | 声の響き | 訓練方法 | 心の伝承 | ハラスメント|

わのこゑ発声法 生命の躍動・発声は呼吸にあり

呼吸

方針イメージ

呼吸と発声は人間にとってもっとも大切な基本運動です。
仁王さまが示している呼吸法はどの国の彫刻・絵画にも見る事の出来ない日本古来の力士の生命の躍動・究極の力強さ・巨大なエネルギー・偉大な精神力と美を表現しています。
「あ」と気を強く吐き出す阿形像。「ん」と気を体内に充満させる吽形像。
この呼吸法こそ強靱かつ健康な肉体の最高の姿です。この安定した丹田呼吸は「仁王腹」「瓜腹」と言われるお腹の形にその特徴が見られます。これこそ発声する上で不可欠の呼吸法です。心と身体の健康はこの呼吸法によって鍛えられ持続します。
わのこゑで行う呼吸とはこの点を前提としていますので訓練にあたっては、この形を常に意識し実際に出来るようになってください。


お母さんの決断でお子さんの未来が変わる
言葉は心と体を育くみ幸せを生む原動力!!


発声とは

児童発達支援こゑ 菅原三記 大河津克範発声と言っても色々あります。わのこゑが幼児・児童の療育で重視しているのは「心に感じる声」です。心に感じる声とは美しく響く国語(日本語)のことです。「あいうえお」の響く母音とその音色に幼児・児童は心を感じ、発声意欲が高まるのです。声は直接聞かなければわかりませんので、まずは講師の声でその基本を体験してからはじめてください。幼児・児童が目を見張って聴き入りますよ。

国民的な歌手の三波春夫さんはふるさとの小学校に「その声はそ乃魂の音色なり」という書を送っています。
マイクを使わず直接伝わる生の声は幼児・児童に直接届きます。
美しく響く挨拶は、その一言が心に感じ明るく元気なコミュニケーションを生みます。
こうした声による子育てが声育です。声育は菅原三記(本名大河津克範)が考案した言葉で多くの人に活用して欲しいとの願いを込めて考案した造語です。
 
古来より伝わる日本語の発声は、音響器機を使用しないでも鮮明に遠くまで心地よく響き渡ります。
「響く」と言う表現は日本語固有のものです。和歌の詠唱・能・歌舞伎・浄瑠璃・民謡などの伝統的な声の源がまさにこの発声を基礎にしています。
 
響く日本語は、欧米語の発音学等々の為に作られている発音記号にはあてはまりません。本質的に全く違う声質である点をご理解ください。日本語の発音表記は平仮名とカタカナで表わされます。現在は欧米語の発音記号で発声を学んでいるようですが、それは美しい日本語とは方向が違うと思っています。
 
日本語は本来、文字や記号による表記ではなく「声」の伝承・口伝として伝えられてきました。何故なら、書物には声そのものを書き込む事が出来ないからです。ここに日本の伝統文化の重要なポイントがあります。ここで伝承されるものは無機質な「音」や「文字」ではなく、活きた人間の子孫に「生きた声」で伝え続けられてきたものであり、これこそ日本人の心の伝承に他なりません。


不思議

日本語にはたくさんの不思議が隠されていています。

その1 国語の基本中の基本である「あいうえお・・・・」は「50音」でしょうか「51音」でしょうか。
国語の辞書でも「50音」と「51音」の2種類しかみたことがありません。
不思議だと思いませんか。アルファベットは26文字ですが日本語の基本の「アイウエオ」は何音ですか。これが研究者・学者・専門家の中でも共通していないのです。
なぜでしょう。

その2
 母音は「5母音」ですか「8母音」ですか。関係「学会」では「8母音」が有力だそうです。
ところが「い・え・お」と「ゐ・ゑ・を」の発声の違いを明確にできる先生に出会えたことはありません。
逆に発声もできなければなぜそうなっているかすら明確な回答ができないのです。

この質問は中央教育審議会国語部会の委員長に聞いたのですが「難しい」としかお話しいただけませんでした。
誰か答えられる人がいましたらご紹介ください。

その3 声に関しては統一した典型とでも言うべきものがなく、私の経験では学校でも教わることが出来なかったのです。こんな状態ですから小中学校はもとより高校・大学の教育者でも明確に答えられる人はいないでしょう。

その4 わのこゑの「発声」は「48声」としています。一度試してみてください。
でも最近は「45声」が精一杯になってきています。日本語って本当に不思議ですよね。  
ところがこの課題を体験的に克服したのが「わのこゑ」の発声訓練です。

「わのこゑ発声法」では「48声」声を美しく発声することができるように訓練します。


音と声

「音」と「声」の違いとは。
「音」と「声」には共通点と相違点があります。鼓膜や骨等々を通じて脳に伝達される音波信号は「音」と「声」に共通する要素です。

相違点は「声」は人間や1部鳥類にある様に声帯から発声されているものを指しています。また、声は音色・言葉として人間の心の中や意志を伝えるという重要な力を持っています。

強いて言えば「音」は無機質・無感情なものを指しそれ自体で意味を持ちません。一方「声」には意味・感情・意思・心を伝えるものと言えます。
そこで稀に人間の声帯から出るものであっても無感情なものは「音」とする場合があります。欧米の音楽的発音には日本人の感性からして無機質・無感情な「音声」があるようです。

一例を挙げると発声法が全く違うため日本の歌舞伎や芝居などは平舞台が中心ですが西洋は階段式の劇場が多く反響板を使って機械的に声を響かせているのです。

「声」は人間の歴史の中で、あらゆる文化・文明の発展の基礎を担ってきました。
文字の歴史が約3から4千年とすれば、声による言葉の歴史は人類として認められた数万年から数百万年前に同時に存在したと想定されます。

声の化石はありません。録音機もないので考古学的物証に基づく検証が出来ません。しかし、その事実は誰もが感じています。なぜなら現在の私達自身がその証拠だからです。



声の響き

声は、文字で伝わるものではありません。声そのもので直接伝えなければなりません。
そして響かせなければ日本語の真の美しさが伝わらないのです。なぜ響かせなければならないのか疑問をもたれると思います。今まで話をして不自由を感じた事はない。意味が通じるのになぜそこまでしなければならないのか。それは心に感じるイメージを大切にし、言葉を十分覚えていない幼児・児童が聴く時、もっとたくさん聞きたいと思うように声に美しい気持を込めて伝えるためです。
 
国語(日本語)は、単に意味を伝えるだけではなく、心を伝える力が特に強い言語なのです。それも言葉の形だけではなく声の響き「音色」に重要な要素があります。
 
この課題を明確にするため実際に「声」で活躍されてきた舞台俳優の松村彦次郎先生(故人)や詩吟・狂言・謡曲等々の先生をはじめ多くの先達に御教授頂き、さらに知的・精神的・認知などと言われている方に直接声をかけ、どの「声」が一番受け入れられたかを確認することで独自に美しい声の響きを体得してきました。まさに手探りの実践の中から開発してきたのです。
 
その結果、DV被害の家族(母・男児・女児)、発達障害児とその家族、うつ症になった女児、言葉が話せなかった自閉症の複数の青年に聞いていただき全ての方の笑顔をいただきました。言語障害・吃音・学習障害等のほとんどが改善し、心を開き会話が出来るようになり、意思疎通が十分できるようになりました。特に良かったのは感動の共有です。



訓練方法


 興味をお持ちの皆さんにも是非活用していただきたいので簡単な練習方法をお話しします。

1、呼吸法
 呼吸法には、大別して2種類あります。
 一番多い呼吸法は「胸式呼吸法」です。もう1つが「腹式呼吸法」です。
 日本式発声は丹田呼吸法を基礎にしています。丹田呼吸法は腹式呼吸法の1つですが特に「丹田(お臍の下
 10cm前後の腹膜下部)」に意識を集中し、その部分の筋力を強くしながら行う呼吸法です。
 (お腹の形は、東大寺南大門の仁王像を参照して下さい。)

2、発声法
 まず喉の声帯を自然な意思で十分開くようにしてください。そして「アイウエオ」の発声するポイントを
 咽の奥にします。唇の形を変えて「アイウエオ」の発声をするのではなく声帯の形を調整して美しく発声
 できるように練習しましょう。
 始めは呼吸法の延長で、息を長くゆっくり吐きながら咽の奥から「あー」と20秒程声を出します。
 その際、お腹と胸一杯に息を吸い込み始めは胸式呼吸で行います。この時お腹は凹まさないよう注意して
 息を吐き切ります。
 次に腹式呼吸に切り替えお腹をへこましながら腹膜をへこまし肺を持ち上げるよう意識して全ての息を吐
 き切ります。約30秒の発声を目指してください。指導した中には1分以上発声した女子中学生もいま
 した。

3、毎日の訓練
 お腹を膨らませて「ん」・お腹を凹ませて「あ」と発声します。お腹を膨らませて発音するときは声を前
 に出して下さい。凹ませて出すときは声を引いて出すように訓練して下さい。引き声が自由に出るように
 なると美濁音の発声が出しやすくなります。毎日の反復運動ですので無理なく最低5分程度はおこなって
 ください。
 引き続き発声「四十八声」図を参考にお腹を凸凹させながら発生してください。

4、美濁音の発声
「がぎぐげご」と「か゜き゜く゜け゜こ゜」を鮮明に区別出来るように練習します。
 美濁音の発声が出来ない方は、お腹を凹凸させて「ん・あ」「ん・い」「ん・う」「ん・え」「ん・お」
 と発声練習をしてください。「ん・が」「ん・ぎ」「ん・ぐ」「ん・げ」「ん・ご」では美しく出来ない
 場合がありますのでご注意ください。出来るようになりましたら、美濁音を出来るだけ短く発声するよう
 に訓練するとより美しくい声になります。

5、美しい日本語のリズム
 日本語のポイントは、1語・1節の語尾が下がらないよう注意することです。語尾がりますと本来の意味
 が伝わりにくく感動を感じにくくなります。言葉の羅列・棒読みにならないよう注意して下さい。
 言葉の羅列・棒読みは非常に聞きにくく、日本語としてのリズムが崩れてしまいます。
 発声が鮮明でも、リズムが不自然になりますと美しい日本語の響きになりませんので注意下さい。
 練習課題 赤い赤い夕日に、青い海が藍色に染まった。

 語尾を下げないで読むことができれば日本語のリズムが身につきます。風景が目に浮かぶようになれは
 修了です。



心の伝承

1、美しい日本語は心を癒す

日本語は、心を伝える言語として非常に大きな力を発揮します。同時に美しい声の響きは心を癒します。
言葉を理解しない赤ちゃんに「あ・あ・あ・・・」と優しく声をかけるだけで安心して眠ります。この音色が日本語の持つ大きな力です。
 
美しい日本語が話せないと言うことは心の遺産である古典や伝統文化が伝承できなくなると言えるのではないかと思っています。心の伝承が文化の伝承ではないでしょうか。

心を失ってしまうと人間としての生き方が出来ず、善悪の区別が出来無くなり、全て自分中心の考えで行動し、犯罪すら犯罪と感じなくなる危機感を感じています。心の伝承が損なわれることで人間性がどんどん失われていくのではないかと観じています。
 
「おとなしくて」「もの静かで目立たない」小さい頃はそれが一見「良い子」に見えますが感情を表面に出さず、人に心を開かない子は無感情な感じがします。そう言う人の中に日本人としての人間性を見失う傾向が広がっている予感がします。


ハラスメント

フランスの弁護士が提唱したモラルハラスメントと言う言葉が進化してきています。大意は「言葉や態度等々によって精神的ダメージを与える事」現在はセクハラ・パワハラ・マタハラなど様々なハラスメントとして広がってきています。
 
様々なハラスメントは犯罪として認知されてきていますが、それと同等かそれ以上に重要な問題があります。
「言葉や態度等々によって精神的ダメージを与えること」は、時と場合によっては人間の心を大きく破壊し、全てを急変させるということです。
 
いじめ・引きこもり・うつ症・自殺等々社会問題化している事象についてもその中に声のハラスメントが存在しているのではないかと憂慮しています。小中学校・高校で発生しているいじめ・自殺に強く関連していると思います。

人によっては意図する以上に痛烈受け止め方をする子もいます。障害児施設でも類似した現象がいくつかありました。話しかける側と受け取る側の感じ方の違いがあるのです。とすれば話しかける側は受け取る側のことをもっと理解し、より心地よく伝わる美しい声が欠かせないのではないでしょうか。
 
「わのこゑ」が美しい国語(日本語)の響きを提唱しているのは、誰もが美しい声とそうでない声を明確に感じわけ、自らを成長させ美しい声で美しい心を育む家庭環境・教育環境・社会環境を作りたいという強い願いがあるからです。
 
美しい声の出し方の1つに美濁音があります。ある時「美空ひばりの歌が歌いたいけれどどうしてもできないのでその声の出し方を教えてほしい」いうものでした。その歌は「りんご追分」で「りんごの花びらが〜」のフレーズです。りんごの「ご」と花びらが〜の「が」が美濁音なので「こ゜」と「か゜」が美しく発声できないと「美空ひばりの歌っているように歌えないのです。鼻濁音(美濁音)は、高齢者の方も敏感に感じる方が多いので受け取る印象が大きく変わります。同じように乳幼児・児童・青少年に優しい心を育む日本語に美濁音は欠かせません。練習すれば誰でも発声できるようになります。





NPO Wa-No-Koye特定非営利活動法人 わのこゑ

■特定非営利活動法人わのこゑ
〒277-0064
千葉県柏市東山2丁目1-47
TEL 03-7176-9800

■児童発達支援こゑ
〒270-0021
千葉県松戸市小金原9-2-3
TEL 047-710-2223
MAIL waka@npo-koye.org


プライバシーポリシー




SSL標準装備の無料メールフォーム作成・管理ツール | フォームメーラー